モレリアIIのJAPAN、ELITE、PROの違いについて

 今回はモレリアIIのランク(JAPAN、ELITE、PRO)の違いについて解説します。日本で一般的に販売されているモレリアIIは日本製トップモデルであるJAPANのみですが、海外では海外製のトップモデル(ELITE)、ミドルモデル(PRO)、テイクダウンモデル(CLUB)が販売されています。弊社ではJAPANのみならず、ELITE、PROも取り扱っております。各ランクについてどのような特徴があるのか、JAPAN と比べてどう違うのかを解説していきます。

・JAPAN

 JAPANモデルは日本製のトップモデルです。各ランクの中で最も革質の良いカンガルーレザーが採用されています。他のランクに比べると履き口周りが狭めになっています。

・ELITE

 ELITEモデルはベトナム製で、海外製の中のトップモデルという位置付けになっています。基本的な構造はJAPANモデルと同じですが、細かな部分で違いがあります。一番大きな違いは履き口周り、カカト周りの違いです。JAPANはヒールライニングと呼ばれる、カカトの内張りが滑らかな人工皮革が採用されていますが、ELITEモデルはスウェード調になっています。スウェード調にすることで柔らかい履き心地になる、カカトが滑りにくくなるといったメリットがあります。

   

また、JAPANは履き口周りが狭めに設定されていますが、ELITEモデルはJAPANよりは広めになっています。この違いによりフィット感に違いが生じます。JAPANはタイトに、ELITEは柔らかく包むようなイメージです。

 前足部の幅にも少し違いがあります。以下の画像のようにJAPANが標準幅なのに対してELITEはJAPANよりは少しだけ細くなっています。

 革質はJAPAN の方がより高品質のものを採用していますが、ELITEも充分高い品質のものが使われています。

ELITEとJAPANの選び分けとしては、やはりカカト周りのフィット感で考えるのが良いと思います。カカトはタイトな方がいいのか、柔らかいフィットの方がいいのか。ここの好みで選び分けるのがオススメです。是非店頭で履き比べてみてください

・PRO

 PROもベトナム製で、海外製のミドルモデルという位置付けになっています。革質はJAPANやELITEと比べると硬めのものになっています。JAPANやELITEは前足部だけでなく、中足部以降もレザーが使われていますが、PROは前足部のみレザーで中足部以降は人工皮革採用となってます。ただしPROはアウトソールが初代モレリアネオに採用されていたソールに近いソールで、JAPANやELITEと比べるとよりシャープでしっかり刺さるソールであるという利点があります。

 

また、ラスト(足型)について、前足部がやや狭めでカカト幅が広めという特徴があります。カカトのカーブが他と比べると緩やかになっています。

 

 

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